変形性股関節症でお悩みの方へ

  変形性股関節症でよくあるお悩み

  • 変形性股関節症
    といわれたが、
    対処法がわからない

  • 歩き始めに
    足の付け根が
    こわばる

  • 股関節の痛みで
    長い距離を
    歩けない

  • 変形性股関節症を
    予防したい

股関節の痛みは変形性股関節症が疑われます

「足の付け根が痛く、歩き始めや立ち上がりに時間がかかる」
「股関節の痛みで、前かがみの動作がつらい」
足の付け根からお尻、太ももにかけて、痛みやこわばりがある場合は「変形性股関節症」が疑われます。

進行性の病気のため、放置しても自然に回復することはむずかしくなります。

原因を理解して、早めの対策を始めていきましょう。

 

こちらのページでは、変形性股関節症が起こる原因症状
ご自身で行える対処・予防法をわかりやすくまとめてあります。

変形性股関節症でお悩みの方に
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変形性股関節症の原因と症状について

股関節の痛みや動かしにくさを起こす病気では、「変形性股関節症」がもっとも多いといわれています。
とくに中高年以降の女性に発症しやすくなっています。
痛みに対する適切な対処ができるよう、ご自身に当てはまる項目があれば、早めに対処していきましょう。

 

【股関節の構造】

 

股関節は、お椀状の「寛骨臼(骨盤)」に、球状の「大腿骨頭(太ももの骨)」がはまり込まれ形成されています。
また、両骨の関節面は軟骨で覆われており、関節全体は関節包や筋肉によって包まれています。

・関節軟骨

関節軟骨とは、関節面を覆っている軟骨組織のことです。
関節面の摩擦を減らし、動きをスムーズにする働きがあります。
また、弾力性があるため、衝撃を吸収するクッションのような役割も担っています。

・関節包

袋のように関節を覆っている組織のことです。
関節包の内側にある滑膜からは、関節の動きを滑らかにする滑液が分泌されています。
また滑液には、関節軟骨に栄養を与える働きもあります。

・筋肉

筋肉によって、股関節は強固に固定されています。
代表的な筋肉には、「腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)」「臀筋(とくに中臀筋)」「内転筋」「外旋筋」などが挙げられます。

 

【股関節の役割】

 

股関節は、体重を支えるための重要な関節になります。
立つ、歩く、しゃがむといった日常動作時に、左右の二点で身体にかかる衝撃を吸収しています。
歩行時には体重の3〜4倍、階段の上り下りでは約5倍の負荷が股関節にかかるといわれています。

 

【変形性股関節症のおもな原因】

 

変形性股関節症とは、軟骨の摩耗によって、関節の痛みやこわばり、変形などを生じたものです。
加齢にともなって軟骨が徐々にすり減ってくるため、中高年以降の方に多くなっています。
そのほか、関節が変形してくる原因には、次のものが挙げられます。

・臼蓋形成不全

生まれつき寛骨臼が浅い状態「臼蓋形成不全」といいます。
受け皿が浅いため、関節に局所的な負荷がかかりやすくなります。
日本では、二次性(形態異常や病気によるもの)の股関節症が多くなっています。

・先天性股関節脱臼

出産前や出産後の発育過程で、股関節の脱臼を起こした状態です。
臼蓋形成不全関節の緩みなどが生まれつきあるため、放置していると軟骨が磨り減りやすくなります。

・関節リウマチ

免疫の異常で、自己の組織を攻撃してしまう病気です。
最初は炎症やこわばりになりますが、悪化させると関節が変形してくることもあります。

・外傷性のもの

「大腿骨頸部骨折」「脱臼骨折」など、外傷をきっかけに関節の噛み合わせが悪くなる場合があります。

・大腿骨頸部骨折:骨粗しょう症のご高齢の方が転倒して足を強打することで、発生しやすくなっています。
・脱臼骨折:交通事故時にダッシュボードに膝を強打し、発生することがあります。

また、関節周辺の靱帯や腱などを損傷する「股関節捻挫」も、変形性股関節症につながる可能性があります。
安静によって、股関節の柔軟性や筋力が低下し、関節にかかる負担が増えてしまうためといわれています。

 

【変形性股関節症のおもな症状】

 

変形性股関節症は、股関節(足の付け根)の痛みや動かしにくさがおもな症状です。
また、進行度によっても状態は変わってきます。

・初期

関節のすき間が、わずかに狭くなっている時期です。
歩き始めや立ち上がりなど、動作の開始時に、足の付け根に痛み軽いこわばりを覚えます。

 

しかし、動作を始めれば、徐々に痛みが緩和することが多くなっています。
長時間歩くと再度痛みが出る場合もありますが、休むと回復しやすくなっています。

進行性のため、この段階から早めの対策を始めることが大切です。
症状は足の付け根を中心に、お尻や太ももまで放散することがあります。

・進行期

軟骨が広い範囲で変性し、関節の隙間が明らかに狭くなっている時期です。

歩行時には常に痛むようになり、休んでも痛みがとれにくくなります。
関節の可動域も狭まり、しゃがむ、階段の上り下りといった日常動作が徐々に困難になっていきます。

・末期

末期では、関節軟骨のすり減りが進行して、骨同士が直接ぶつかるようになってしまいます。
関節は変形し、足の長さに左右差が生まれます。

また、関節の可動域が著しく低下し、筋力も弱くなる点から、次に挙げる日常動作が困難になることが多いです。

・前かがみになって靴下を履く、足の爪を切る
・正座をする
・あぐらをかく
・長い距離を歩く
・長時間立つ

などです。

この段階になると、保存的な回復を望むことがむずかしくなり、手術が必要になるケースもあります。

変形性股関節症の改善・予防法

軟骨は一度すり減らすと、基本的に元には回復できません。
そのため、早めの対策で、進行を少しでも食い止めることが重要になります。
また、痛みを起こさないため、普段からの予防も怠らないようにしましょう。
こちらでは、変形性股関節症の対処法予防法を詳しくご紹介いたします。

 

【変形性股関節症への対処法】

 

・軽度・中度の場合

初期や進行期の段階は、おもに保存療法によって回復を目指します。

・ウォーキング

痛みがあるからといって、安静にしすぎると筋力や柔軟性の低下を招いてしまいます。
できる範囲でのウォーキングを行ってください。

また、股関節痛には、プールのなかで行う「水中ウォーキング」がおすすめです。
水の浮力によって、関節にかかる負担を軽減できます。

・減量する

体重は、そのまま股関節への負荷になってしまいます。
過体重になっている方は、食事制限運動などによって、減量に努めましょう。

・ストレッチ

ストレッチによって、関節の柔軟性を高めましょう。
お風呂上がりの、身体が温まっているタイミングで行うことをおすすめします。

横に足を広げて立ち、手は膝の上に置きます。
相撲の四股ふみの姿勢です。
右手で右膝を外側に押しながら、上半身を左にひねります。
反対側も同様に行ってください。

・高度の場合

軟骨がなくなり、骨が直接ぶつかるようであれば、手術が適用されることがあります。
人工関節をいれることで、足の左右差や可動域の制限、痛みなどが緩和しやすくなります。
手術後のリハビリとしては、接骨院の施術も有効です。
※手術は医療機関の方に、ご相談ください。

・電気

電気刺激によるマッサージ作用で、筋肉の緊張をゆるめていきます。
※人工関節は金属のため、使用できない場合もあります。

・手技

もみほぐしによって、お尻や太ももといった、股関節周辺の緊張をゆるめていきます。
また必要があれば、痛みによってゆがんだ骨格を、矯正することがあります。

 

【変形性股関節症の予防法】

 

変形性股関節症を起こさないよう、日常的なケアを行っておきましょう。
具体的には、次のような方法が挙げられます。

・筋力トレーニング

変形性股関節症の予防には、中臀筋や太もものトレーニングが有効とされます。

・中臀筋

お尻の外側にある、骨盤と太ももの骨を固定している筋肉です。
次のような方法で鍛えることができます。

1.横向きに寝ます。
身体が倒れないように手で支えてください。
2.上にある方の足を、膝を伸ばしたまま上にあげます。
股関節を外側に開く形です。
下にある足は曲げても、伸ばしても構いません。
3.10回を目安に、上げ下げを繰り返してください。
反対側も同様に行い、バランスよく鍛えましょう。

・太もも

次の手順で、太もも前側の筋肉を鍛えていきましょう。

1.床に座り、片膝を伸ばします。
伸ばした膝の下に丸めたタオルを置いてください。
2.膝を伸ばして、タオルを押し潰すようにします。
左右バランスよく、10回を目安にタオルを潰す動きを繰り返してください。

・ストレッチ

お尻のストレッチも、股関節痛の予防につながります。

・椅子に座ります。
左膝の上に、右足の外くるぶしを乗せてください。(右膝が開いた状態です)
・背中を伸ばしたまま、上半身を前に倒していくと、お尻の筋肉を伸ばせます。
左右バランスよく、30秒ほどかけてゆっくりと伸ばしてください。

・できる範囲で適度な運動を行う

柔軟性や筋力を高めるため、関節を最大限使うような運動を行ってください。

・うつ伏せになり、片方の膝を伸ばしたまま上げ下げする。
・床に座り、両足を最大限広げる。
・床に座り、足を広げた状態で、股関節を内側・外側に交互にひねる。

上記のような体操(ストレッチ)が挙げられます。

・杖をつく

見た目に抵抗がなければ、杖をついて歩くと、股関節にかかる負担を軽減できます。

行田みらい接骨院の【変形性股関節症】アプローチ方法

変形性股関節症は股関節の可動域が制限されるため、制限をなるべく広げないことが重要です。
関節可動が行えなくなればなるほど、関節の癒着が進みます。
すると制限が拡大し、代償運動をしてくれる反対側の股関節や、同側の肩関節なども制限が生じ、全身の問題に発展してしまいます。
その制限の拡大を防ぐために、筋肉・内臓器へのアプローチ(トータルケア)や骨格・関節(スズキトリートメント)へのアプローチを行っていきます。

著者 Writer

著者画像
院長:茂原 康平(もはら こうへい)
生年月日:H2.10.19
血液型:A型
出身:行田市
趣味:ダーツ、ゴルフ、野球
得意な施術:内臓・頭蓋骨調整、五十肩、ぎっくり腰
 
   

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当院のご紹介 About us

院名:行田みらい接骨院
住所〒361-0038 埼玉県行田市前谷679-1
最寄:JR上野東京ライン行田駅・吹上駅より車で10分
駐車場:あり(5台以上)
                                 
受付時間
9:00〜
12:00
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15:00〜
20:00
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定休日:水曜・日曜(不定休) ※自費施術は受付可

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